★給餌や餌の種類について
ディスカス飼育に欠かせないものとして餌の種類があります。淡水魚の多くは乾燥フードや赤虫を多く与えていることが一般的となりますがディスカスの場合はもう一つ重要な餌としてディスカスハンバーグというものがあります。ここでは弊社でおススメする餌の種類をご紹介させていただきます。
給餌する餌の種類
・ディスカスハンバーグ
ディスカスハンバーグといえば主成分は牛ハツに各種栄養素(アミノ酸やビタミン類など)を配合した餌となります。ディスカス飼育において肝となるのはこのディスカスハンバーグの高タンパクかつふんだんな栄養素を含んだ餌を与える事となります。
ディスカスハンバーグのメリットはディスカスが必要とする高タンパクかつ配合された栄養素をふんだんに含んでいるため適正なスピードで成長を促進することが出来ます。
基本的に魚も生まれてから成長するまでの期間は人間と同じようにある程度決まっています。我々がディスカスのおおよその年齢を予測する際注目するのが顔つきや目の大きさで目安を行います。
顔だけは年齢に伴ってくることは事実で成長が遅くサイズが小さい個体は顔や目が大きく全体的にバランスが悪いフォルムとなります。

その期間内に年齢に伴った成長を行わなければこのような状態となりますので適正な成長を促すにはディスカスハンバーグの持つ栄養素は欠かせないものとなるのです。

因みにディスカスの養殖が盛んなマレーシアのペナン島などのブリーダーは1日に少なくとも3回、平均すると5回程の給餌を行います。

これによりふっくらとし、成長が早くディスカスの名の通りディスクを思わせる真ん丸な美しい体形が形成されます。
またディスカスハンバーグには様々なラインナップがあり、基本食となる種類を始め、各種色揚げ効果のある種類、虫下し効果のある種類がありますので基本色のハンバーグをメインにディスカスの色合いやコンディション維持に応じて種類を変えて与えてやると良いでしょう。
良好な成長の目安は1か月で一回り(約1㎝)ほど大きくなっていると順調に成長している状態となります。

 

弊社でラインナップしているディスカスハンバーグはこちらとなります
※基本食用 (ディスカス全種に対応したディスカスハンバーグ) プレミアムグロース

※成長促進用(より理想的な成長や丸々と太り美しい体形促進。ディスカス全種に対応したディスカスハンバーグ)プレミアムビルダーフード

※色揚げ効果用 (赤系ディスカスの美しい発色に)プレミアムレッドライス

※原種(ワイルド)ディスカス用(地肌の黄色、赤の発色の促進) プレミアムワイルドフード

※虫下し効果、健康維持(拒食症予防など)ヘルシーケアフード  

※稚魚用(2-3㎝ほどの稚魚に)プレミアムベビーフード

 


ディスカスハンバーグはこちら

・冷凍赤虫
淡水魚全般に良く与える餌の一つとなります。
ディスカス飼育においてはどのサイズ、どの品種においてもよく食べる餌となりますので重宝します。市販されている赤虫は栄養価が高く清潔に洗浄されておりますので安心して与えることが出来ます。しかししかし長期間赤虫のみで飼育したディスカスとハンバーグを与え飼育した個体では数か月後では肉付きが全く違う個体となります。ハンバーグと比べるとたんぱく質が少なく主成分が水分となるためディスカスにとっての栄養価が足らなくなるのでしょう。
弊社ではメインフードはハンバーグとし、その次に冷凍赤虫を与えています。
出来る限り口に入りやすく清潔に殺菌されている赤虫を選べば良いでしょう。

 

 


ディスカス用などの乾燥餌
市販されている乾燥餌(沈下性)の餌も必要な栄養素を考え作られているのでディスカスハンバーグ同様に与えてやると良いでしょう。ディスカス専用とされている餌を中心に。各社メーカーから様々な餌が販売されていますのでそちらを与えていただけますと良いでしょう。

弊社の場合は水槽に応じて1日に2回~3回の給餌を行います。基本的には朝にハンバーグを与えます。各水槽に1回餌を投入したのちにまだ食べたそうに寄ってくると再度与えますので朝の1回目の給餌で全水槽に対して2回餌を与えます。再度夕方に再度給餌します。この状態となると一日中、腹8分目の状態となるため良く太り、成長します。
餌の種類とともに重要なのが空腹の時間を減らし常に腹8分目の状態を作ることが大事な点かと思います。
ただし我々のように1日ディスカスと向き合うことのできる状態であれば3回以上と理想的な給餌回数は可能でしょう。しかし一般的にはなかなかその状況は難しいと思いますが最低1日2回与える事が出来れば理想的だと思います。

 

 

ディスカスハンバーグの給餌方法
ディスカスハンバーグは冷凍されています。与えてやる際には解凍する必要がありますが目安は耳たぶよりも少し硬い状態になれば与えてやると良いでしょう。(解凍時間の目安は5分から10分ほど。季節で変わります)

下の写真のように少し練った状態にして与えます。

 


冷凍赤虫はブロック状になっていますので適量を冷凍されたまま与えても、また解凍してから与えても良いでしょう。


1回の給餌量
例えば
・5-6㎝程の稚魚サイズ5匹の場合 
ディスカスハンバーグの場合3㎝角ほど
冷凍赤虫の場合2ブロック程

10㎝前後の個体5匹ほど
ディスカスハンバーグの場合5㎝角ほど
冷凍赤虫の場合3-4ブロック程

15㎝前後の個体5匹ほど
ディスカスハンバーグの場合5㎝角ほど
冷凍赤虫の場合3-4ブロック程

量は目安となります。5分から10分程度で食べきる量を与えてください。
1度与えた後にまだ欲しそうな状態ですと再度与えると良いでしょう。
お腹が膨れた状態になれば理想的です。

餌の与え方
上記の量を2つ程に分けて与えてください。
ひと固まりで投入すると強い個体が居れば独占してしまう可能性がありますので2つほどに分けて投入すると、どの個体も満遍なく餌を食べることが出来ます。